NUTRI ニュートリー株式会社

医療従事者お役立ち情報

キーワードでわかる臨床栄養

第9章静脈栄養法

9-1:中心静脈栄養法(TPN)の呼称

中心静脈栄養法(TPN)の呼称
 かつてはIVH:intravenous hyperalimentationとよばれていたが,現在,この用語はほとんど使われなくなった.TPN:total parenteral nutritionが正式な呼称である.日本語では中心静脈栄養法であるが,高カロリー輸液とよばれることもある.完全静脈栄養法という用語もほとんど使われなくなっている.また,かつては鎖骨下穿刺をしてカテーテルを挿入することも「IVHをする」と表現されていたが,現在は「CVC:central venous catheterを挿入する」と表現されるようになっている.さらに,食事や経腸栄養を併用することによって,中心静脈栄養の投与エネルギー量が総投与エネルギー量の60%未満になっている場合を,補完的中心静脈栄養(supplemental parenteral nutrition:SPN)とよぶようになっている(参考文献9-1-1).

おすすめコンテンツ