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キーワードでわかる臨床栄養

第8章経腸栄養法

8-3:バンパー型[bumper type]

■バンパー型[bumper type]
 胃の中の内部ストッパーの形状が,バンパー型かバルーン型かによって取り扱いが全く異なることを知っておかなければならない.それぞれにボタン型とチューブ型があるが,これは外見で簡単に区別できる.
 内部ストッパーがバルーン(風船)以外のものをバンパー型と総称し,事故抜去が少ないことが利点といえる.4カ月使用すれば保険請求できるので,約6カ月に1回を目安に交換することが多い.しかし,「抜けにくい」ということは,交換が難しいということであり,誰が(かかりつけ医か病院の専門医か)どこで(在宅か病院か)どうやって交換するのか(用手的か内視鏡的か)をあらかじめ決めておく必要がある.特に,製品によって「抜き方」が全く異なることを知っておかなければならない.
 また,バンパー型は抜けにくいようにある程度の固さがあり,そのため内部ストッパーが胃粘膜に食い込みやすい.チューブ型なら外部ストッパーを緩め,またボタン型ならシャフト長の長めのものを使用して,1~2cmの遊びをつくるようにする.

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