第8章経腸栄養法
8-1:筋タンパクの崩壊
■筋タンパクの崩壊
侵襲下では単純飢餓時とは異なり,ストレスホルモンが血中に多量に出てきて,その作用により,筋肉が崩壊する.筋肉の崩壊により生じたアミノ酸は組織の修復に使われたり,肝臓では急性期相タンパク質が作られるし,糖新生により,グルコースが作られたりする.筋肉の崩壊により最も多く血中に出てくるグルタミンは主として腸管上皮や白血球の栄養源となる.2-3:タンパク質代謝(https://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch2-3/)を参照.
- 関連キーワード
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- [1] 生体防御機能[host defense mechanism]
- [2] グルタミン(GLN)[glutamine]
- [3] DAO[diamine oxidase]
- [4] 二糖類分解酵素[disaccharidase]
- [5] 分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)[secretary immunoglobulin A]
- [6] ストレスホルモン[stress hormone]
- [7] 筋タンパクの崩壊
- [8] 胃瘻,空腸瘻[gastrostomy,jejunostomy]
- [9] 幽門後ルート
- [10] 経腸栄養剤[enteral feeding formula]
- [11] 半消化態栄養剤(LRD)一般処方群
- [12] 特殊処方の栄養剤[specialized enteral formula]
- [13] 成分栄養剤[elemental diet]
- [14] クローズド・システム[closed system]
- [15] 経鼻栄養チューブ[enteral feeding tube]
- [16] 経腸栄養専用注入ポンプ[enteral feeding pump]
- [17] トライツ靱帯[Treitz ligament]
- [18] 空腸瘻専用栄養チューブ[feeding jejunostomy tube]
- [19] needle catheter jejunostomy
【各章目次】
- 第1章:栄養障害と栄養療法
- 第2章:栄養素とその代謝
- 第3章:侵襲に対する生体反応
- 第4章:栄養と免疫,および生体防御機構
- 第5章:栄養状態の評価
- 第6章:栄養療法の実践
- 第7章:経口栄養療法
- 第8章:経腸栄養法
- 第9章:静脈栄養法
- 第10章:各疾患の栄養管理
- 第11章:高齢者の栄養管理
- 第12章:在宅栄養管理
- 付録
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