第8章経腸栄養法
8-1:半消化態栄養剤(LRD)一般処方群
■半消化態栄養剤(LRD)一般処方群
LRD(low residue diet)はタンパク源が完全な形かまたは若干加水分解されて消化しやすくなったものからなる標準経腸栄養剤である.三大栄養素のエネルギー組成比率はタンパク質15~16%, 脂肪20~30%,炭水化物50~60%であり,非タンパクカロリー/窒素比=150前後になっている.したがって消化機能がほぼ正常な病態に用いられる.多くは1 kcal/mLのエネルギー密度で,浸透圧も350 mOsm/L前後で食物繊維の含有の有無は問わない.乳糖,グルテンはほとんどの製品で含有されていない.無菌的に調整されている.医薬品,食品で特に差はない.
- 関連キーワード
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- [1] 生体防御機能[host defense mechanism]
- [2] グルタミン(GLN)[glutamine]
- [3] DAO[diamine oxidase]
- [4] 二糖類分解酵素[disaccharidase]
- [5] 分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)[secretary immunoglobulin A]
- [6] ストレスホルモン[stress hormone]
- [7] 筋タンパクの崩壊
- [8] 胃瘻,空腸瘻[gastrostomy,jejunostomy]
- [9] 幽門後ルート
- [10] 経腸栄養剤[enteral feeding formula]
- [11] 半消化態栄養剤(LRD)一般処方群
- [12] 特殊処方の栄養剤[specialized enteral formula]
- [13] 成分栄養剤[elemental diet]
- [14] クローズド・システム[closed system]
- [15] 経鼻栄養チューブ[enteral feeding tube]
- [16] 経腸栄養専用注入ポンプ[enteral feeding pump]
- [17] トライツ靱帯[Treitz ligament]
- [18] 空腸瘻専用栄養チューブ[feeding jejunostomy tube]
- [19] needle catheter jejunostomy
【各章目次】
- 第1章:栄養障害と栄養療法
- 第2章:栄養素とその代謝
- 第3章:侵襲に対する生体反応
- 第4章:栄養と免疫,および生体防御機構
- 第5章:栄養状態の評価
- 第6章:栄養療法の実践
- 第7章:経口栄養療法
- 第8章:経腸栄養法
- 第9章:静脈栄養法
- 第10章:各疾患の栄養管理
- 第11章:高齢者の栄養管理
- 第12章:在宅栄養管理
- 付録
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