第6章栄養療法の実践
6-3:多量ミネラルの必要量の算出[mineral requirement]
■多量ミネラルの必要量の算出[mineral requirement]
ナトリウム,カリウムなどのミネラルは体内で合成できないため,経腸栄養や静脈栄養などで,一定量を体外から投与する必要がある.ミネラルの含有量が少ない場合には欠乏症に,また,多すぎる場合には過剰症になるので注意を要する.「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では,目安量や推定平均必要量などが提示されており(表1),経口・経腸栄養時には参考になる(参考文献6-3-3).また,ASPENのガイドラインでは,経腸栄養,静脈栄養での推奨量が示されている(参考文献6-3-6).実際には病態に合わせて増減し,血清濃度などでモニターする.
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(文献6-3-3,6-3-6をもとに作成)
- 関連キーワード
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- [1] タンパク質必要量の算出[protein requirement]
- [2] NPC/N比(非タンパクカロリー/窒素比)[non-protein calorie/nitrogen]
- [3] 窒素出納の算出[nitrogen balance]
- [4] 脂質必要量の算出[lipid requirement]
- [5] 炭水化物必要量の算出[carbohydrate requirement]
- [6] 水分必要量の算出[water requirement]
- [7] 多量ミネラルの必要量の算出[mineral requirement]
- [8] 微量元素の必要量の算出[trace element requirement]
- [9] ビタミンの必要量の算出[vitamin requirement]
【各章目次】
第1章:栄養障害と栄養療法
第2章:栄養素とその代謝
第3章:侵襲に対する生体反応
第4章:栄養と免疫,および生体防御機構
第5章:栄養状態の評価
第6章:栄養療法の実践
第7章:経口栄養療法
第8章:経腸栄養法
第9章:静脈栄養法
第10章:各疾患の栄養管理
第11章:高齢者の栄養管理
第12章:在宅栄養管理
付録
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