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キーワードでわかる臨床栄養

第6章栄養療法の実践

6-3:炭水化物必要量の算出[carbohydrate requirement]

炭水化物必要量の算出[carbohydrate requirement]
 算出方法は,総エネルギー消費量から,タンパク質と脂質のエネルギー量を引くことで求め,エネルギー比率は総エネルギー必要量の50~60%となる.これは,経口・経腸栄養静脈栄養いずれにおいても同様である.侵襲や感染症により耐糖能が低下し,炭水化物投与により,高血糖をきたすことがある.
 静脈栄養の場合は,グルコースとして5 mg/kg体重/分以下の速度で投与することが推奨されている(参考文献6-3-5).侵襲時には,耐糖能が低下するため,4 mg/kg体重/分以下にするのが望ましい.

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