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キーワードでわかる臨床栄養

第5章栄養状態の評価

5-4:体温と栄養管理[body temperature and nutrition management]

体温と栄養管理
[body temperature and nutrition management]
 体温計測は身体の炎症所見として重要な情報が得られ,感染の有無や脱水症の指標になる.また,必要エネルギーやタンパク質投与量の目安となるストレス係数の算出にも活用できる.体温計測における注意点は,体温を計測する場所と時間を一定にすることであり,食事や運動の影響を受けやすいので早朝空腹時に計測するとよい.特にアミノ酸輸液や経口摂取後には体温が上昇するので注意を要する.
 体温は中枢温(核心温)と末梢温(外殻温)の2つに分けて考えるのが一般的である.

① 中枢温
 直腸温,膀胱温,食道温,鼓膜温,肺動脈温(血液温)など(後のものほど,より心臓の温度に近い).

② 末梢温
 腋窩温,口腔温など.

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