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キーワードでわかる臨床栄養

第3章侵襲に対する生体反応

3-3:腹腔内白血球[peritoneal leukocyte]

■腹腔内白血球[peritoneal leukocyte]
 腹腔内にはマクロファージを主体とする多数の常在白血球が存在する.腹腔内に細菌の汚染が生じると常在白血球は活性化しTNF-αやIL-1, IL-6などの炎症性サイトカイン,ケモカインを分泌する.その結果,常在白血球がさらに活性化されると同時に,腹腔内へ好中球を中心とした大量の滲出白血球が動員される.これらの常在・滲出白血球によって細菌は貪食・殺菌され,細菌汚染が終息する.

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