第3章侵襲に対する生体反応
3-2:成長ホルモン[growth hormone]
■成長ホルモン[growth hormone]
侵襲時には下垂体前葉からの成長ホルモンの分泌も高まる.成長ホルモンは強力なタンパク同化作用を有し免疫細胞の機能を増強する.その作用の一部は,肝臓におけるIGF-1(insulin like growth factor-1)の産生増加を介している.IGF-1の作用はTNF-α,IL-1,IL-6によって阻害されるため,これら炎症性サイトカインの産生が亢進した状態でのタンパク同化低下と負の窒素出納の原因として,IGF-1の作用低下が重要である.
- 関連キーワード
-
- [1] TNF-α[tumor necrosis factor-α]
- [2] IL-1[interleukin-1]
- [3] IL-6[interleukin-6]
- [4] 炎症性サイトカイン[inflammatory cytokine]
- [5] IL-4[interleukin-4]
- [6] IL-10[interleukin-10]
- [7] HMGB-1[high mobility group box-1]
- [8] レゾルビン・プロテクチン・リポキシン[resolvin, protectin, lipoxin]
- [9] コルチゾール[cortisol]
- [10] アドレナリン・ノルアドレナリン[adrenaline,noradrenaline]
- [11] 成長ホルモン[growth hormone]
- [12] インスリン[insulin]
【各章目次】
- 第1章:栄養障害と栄養療法
- 第2章:栄養素とその代謝
- 第3章:侵襲に対する生体反応
- 第4章:栄養と免疫,および生体防御機構
- 第5章:栄養状態の評価
- 第6章:栄養療法の実践
- 第7章:経口栄養療法
- 第8章:経腸栄養法
- 第9章:静脈栄養法
- 第10章:各疾患の栄養管理
- 第11章:高齢者の栄養管理
- 第12章:在宅栄養管理
- 付録
- 【著作権の取り扱い】
- 本コンテンツを各著作権者およびニュートリー株式会社、株式会社羊土社の許可なく複製、公衆送信、修正・変更、商業的に利用したり、第三者のウェブサイトに掲示・転載することは、著作権の侵害とみなされますのでご遠慮下さい。
- 【ご注意】
-
本サイトの記載内容に関するお問合せ、ならびに参考文献等の資料のご請求は承っておりません。
予めご了承ください。
- イベント
- セミナー開催情報
- CLUB NUTRI(クラブ・ニュートリー)会員限定 WEBセミナー
- 学術論文・学術発表・資材
- 学術論文・学術発表
- キーワードでわかる臨床栄養
- キーワードでわかる臨床栄養
- 嚥下食レシピ・製品活用レシピ
-
嚥下食レシピ・
製品活用レシピ - 学ぶ & ケア
- 床ずれ(褥瘡)と栄養
- 嚥下障害と誤嚥性肺炎
- もしかしたら、錠剤嚥下障害かも!?
- 経腸栄養剤の選び方-基礎講座-
- 感染症の備えに免疫力 -栄養補給と乳酸菌Q&A-
- 乳酸菌を選ぶポイント
- その他お役立ち情報
- 共通言語化した基準「学会分類」
- とろみ自動調理サーバー
- 動画で分かる栄養療法の世界
- 栄養指導に使えるツール