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第3章侵襲に対する生体反応

3-2:アドレナリン・ノルアドレナリン[adrenaline,noradrenaline]

アドレナリン・ノルアドレナリン[adrenaline,noradrenaline]
 侵襲時に視床下部から副腎髄質,交感神経に刺激が伝わると,アドレナリン・ノルアドレナリンの分泌が増加する.肝臓においてアドレナリンは,グリコーゲン分解,糖新生,脂肪分解とケトン体産生を促進し,インスリン抵抗性を招きグルカゴン分泌を高める.末梢では,脂肪組織における脂肪分解,骨格筋におけるインスリン耐性を高める結果,高血糖を招来する.

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