『グリーンヒルみふね』様は、ニュートリーレシピ大賞の『レシピ賞』受賞施設で、最多応募数の30点ものレシピをご応募頂いたご施設です!嚥下NEWSに写真を掲載させて頂く際は、どのお料理の写真も素敵なため、どの写真を選ぶかとても迷いました。
Q. ソフティア②をご使用いただいたきっかけは?
A. 5~6年前の研修会 です。
一度、他メーカーの製品を使用したこともあるのですが、味が変わらない・喉ごしが良い・
固まり加減が良いという点で、ソフティア②に戻しました。
それからは、ずっと変えていません。
Q. ゼリー食導入前はどのようなお食事形態でしたか?
A. 以前は 普通食・軟菜食・刻み食・ミキサー食 でした。
「刻まなくても良い食事を提供したい」「味のある食べ物を提供したい」
「自分が食べたいものを提供したい」「色合いのきれいなものを提供したい」という思いを胸に、
1年間嚥下食をはじめ「食事」について勉強し、刻み(キザミ)食・ミキサー食を廃止して、
ゼリー食の提供をはじめました。
Q. 現在は何名の方がゼリー食をお召し上がりになられていますか?
ソフティア②GELを使用した嚥下食、『ゼリー食』は残食も少なく、介護スタッフの皆からも
「刻み食やミキサー食に比べ、断然喉ごしが良く美味しそう。介助もしやすい」と好評。
また、施設の研修会などで嚥下食などのお食事を紹介すると、とても興味を持って下さり、
嚥下食を見ての感想や、質問を頂いたりすることも、すごく励みになっています!
<訪問日のお食事内容>
・鮭のテリーヌ ホワイトソース
・小松菜とササミの酢味噌和え
・バナナヨーグルトムース
,
Q. 献立はどのように考えていますか?
A. 常食の方と同じ です。
基本的には常食の方も嚥下食(ゼリー食)の方もメニューは同じです。
ただし、お腹がいっぱいになってしまうので、汁物は嚥下食の方はカットし、主食(ご飯や麺など)と主菜、副菜2品で構成しています。
その他のこだわりとしては、野菜は『地産地消』を意識し、
四季折々の行事の際は、行事にちなんだお食事を『行事食』としても提供しています。
左)普通食 右)ゼリー食
☆お正月メニュー☆
赤飯/紅白なます/エビの旨煮/煮しめ/伊達巻/昆布巻き
かずのこ/かまぼこ松風/
イカの松笠焼き/きんとん/渋川煮/黒豆
昨年のお正月に提供されたメニューです☆
Q. ゼリー食専任のご担当者はいらっしゃいますか?
A. 厨房の誰でも ゼリー食は作れます!
ゼリー食は、常食と並行して作っています。
特にゼリー食専任の担当おらず、厨房の誰でもゼリー食を作れるようになっています。
Q. ゼリー食導入にあたり大変なことはありましたか?
A. 「周りのスタッフの理解」と、「スムーズな進行」が『鍵』 に。
「なぜ?ゼリー食が必要なのか」を一緒に考え、目の前で自らゼリー食を作り、
調理師さんをはじめ周りのスタッフの理解を得て、導入が実現しました。
また、スチコン*1とブラストチラー*2をフルに使用して、ゼリー食をスムーズに運用させるよう、
作業工程も工夫しています。
栄養士、調理師さんと毎日の打合せにも
余念がありません!
Q. ニュートリー『レシピ賞』受賞の感想をお願いします!
A. 応募を通じて日常業務にさらに磨きがかかりました!
特に盛りつけでは時間をかけて工夫や相談するようになり、
箸袋や小物のお花を手作りするなど、お食事以外の部分にも、
今まで以上に気持ちを込めて行うようになりました。
「嚥下食」だからといって我慢をしてほしくない!提供する方の美味しい物、食べたい物を提供できるよう、アイデアを出し合い美味しいゼリー食を考えていらっしゃいます。
ゼリー食を導入後も、毎月第4金曜日に施設内で試食会を行い、職員の方に評価を頂いているとのことです。
レシピ賞の試食会も近々実施予定!
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:取材後記:
お忙しい中、取材ありがとうございます。
日々、進化しているグリーンヒルみふね様のゼリー食。今後も、よろしくお願い致します!
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